千と千尋の神隠しを見ながら、とても
面白い!と感じることがありました。
それはストーリーのことでなく、
登場人物の服装などの色使いです。
大変な世界に入ってしまい、ドギマギしながら行動している千尋の衣装。
白の生地に、ピンクとライム。
ピンクとライム。この二色ー補色という特別の関係、の色のメッセージは、未熟。本当に細い体に、このピンクとライムがますます、千尋のか弱さを表現しています。
しかし、靴は黄色。
あきらめないで、希望をもって一生懸命今をいきているところが、表れている。
もし、千尋が、真っ赤な衣装や、茶色の衣装だったら。全然違う印象がイメージできます。
そして、ゆばーばが、金色の大きなイヤリングに、紫のアイシャドウ。
顔の大きさとともに、いかにも権力を持った、近寄りがたい存在です。
しかし、ここで不思議に思ったのが、服の青。
赤でも良さそう。
紫でも良さそう。
なぜ、世界一人気のある、
信頼や思いやりの青?
考えた末に、私の勝手な理論は、
青にすることで、嫌われ者に仕立てることなく、
赤という大きな爪の色をきわだてて、
じわじわとその爪をもって、千尋に手をかけたり、手の動きを強調することで、
見ている私たちに、ゾクゾクと恐怖心みたいなものを、誘っているのかなあと感じました。
あくまで、私の楽しい想像の世界ですが。
身につけている色は、周りの方に自分を表現していますよね。
あなたは、どんな自分として、表現したいのでしょう?
それは、何色かしら?
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